こんにちは、鹿児島からバトンが飛んできました!
埼玉県草加市在住のトラベルヘルパー宮本知子です。
鹿児島と言えば、車いす生活になっていた実母を夫の協力を得て、指宿温泉に行った時、砂むし風呂をとても喜んだ事を思い出します。
「旅はリハビリ」を実感!
夫の母親と同時に二人を同居で介護することになり、
お姑さんは、何度も骨折を繰り返し、病院、介護施設、自宅を繰り返していました。
実母は、パーキンソン病という難病で、「早く死んでしまいたい。」とたびたびこぼしていました。
「旅行に行こう!」と誘った時から、明るい顔になり元気を取り戻し、
初めは生まれ故郷の函館旅行を楽しみました。
腕を骨折したり、足を骨折した後も、胃瘻になってしまってからも、
本人の強い希望もあり、年に2回は旅行に出かけました。
この時、旅の力って素晴らしいな!と感じていました。
身内やたくさんの方々に支えられ、感謝の気持ちでいっぱいでした。
10年間の介護生活が終わり、
今まで手探りでやっていた介護が正解だったのかという疑問から、
介護の資格を取り、有料老人ホームに勤めることになりました。
早く知っていれば良かったと思うことも多々ありました。
「トラベルヘルパーになるきっかけ」
施設のご高齢の方は、
「もう、どこへも行けなくなったし、行きたいと思わなくなった。」と言われている方が多く、
お買物に同行すると、次のお買物を楽しみにされ、心身ともにお元気になる感じがありました。
「旅行に連れて行ってあげられたらいいなあ。」と思うようになりました。
トラベルヘルパーの存在を知って、
自分が関わりたいと思い続け、思い切って資格を取り、トラベルヘルパーの仕事を始めました。
初めての出会いにドキドキ、ワクワクしながら、
とても素敵な笑顔で「どうもありがとう!」と言っていただけることが、私自身も励みになり元気がでます。
「感激のお出掛け」
毎月、ご子息様が「お母様に美味しいものを召し上がらせたい。」との思いで、
お出掛けのご依頼いただいているA様に同行させていただいています。
お出掛けするたびに、
眼の輝きが違って、
お話ができないけれども、眼でお伝えくださっていることを感じ取れ、
楽しさも増してきています。
幸せなひとときをご一緒させていただき、毎回、感激です!
素晴らしい食欲にもビックリ!
元気の源! 【あ・える倶楽部 レイコ様の定期的なお出かけトラベルヘルパー術ご紹介】
お孫娘様の結婚式にお出掛けになったY様。
「孫の結婚式が見られるとは思わなかった。長生きして良かった。」とステキな笑顔!
今年1月にご主人が亡くなられてからの初めての外出だったとのことで、
これからもお出掛けして、楽しい思い出をたくさん作っていただきたいと思います。
関西テレビの取材をお受けいただき、ありがとうございました。
緊張しまくりでした!
「長生きして良かった!孫の結婚式を見られるとは思わなかった!」1月に他界したご主人とともに。ブライダルトラベルヘルパー。
お嬢様のご依頼で、秩父にお墓参りや思い出の場所のご旅行に同行させていただきました。
介護施設に入居していて、きざみ食しか食べられなくなってしまったお母様が、
旅行中はレストランのお食事を普通に美味しそうに召し上がる姿にお嬢様が感激されていました。
私も予想外の事にドキドキしながらも、感激しました。
旅の力がそうさせているのだと思いました。
「お出掛けしましょう!」
現在は、トラベルヘルパーとグループホームの仕事のWワーク。
外出する楽しみは共通しています。
これからも幸せな気持ちになっていただける様なお出掛けを、がんばりたいと思います。
トラベルヘルパーの存在を知っていただき、
お身体が思うように動けなくても、
あきらめていたお出かけに挑戦していただけるよう、
これからもしっかりとお手伝いしたいと思います。
一度きりの人生、お出かけしたいと思う「夢」をかなえてほしいと思います。
A様のお出掛けを交代でさせていただき、
いつもアドバイスいただいている、
明るく元気な大先輩の宮澤こずえさんにバトンタッチしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。