やはり私ですか…(^^;
ということで、私が受講した養成講座の講師からはじまり、住まいが近隣という縁もあり、いつも頼りにしている大先輩の戸塚さんよりバトンを受けまして引き継がせて頂きます手塚雅之です。
どうぞよろしくお願いします。
本職は6年前に起業した介護タクシー『羽田福祉サービス(同)』の代表で、介護旅行では時々ドライバー兼トラベルヘルパー(後述する理由で以前ほど頻度は減ってしまいましたが)という形で仕事をしています
起業する以前も人と接することが好きだった為、主に外食や介護といったサービス業で仕事をしてきました。
どんな仕事にも共通しますが、お客様に対して創意工夫や努力をするほど、目の前で喜ばれ「ありがとう」と感謝され、自分自身もその場でやりがいを感じられる事がサービス業という仕事の醍醐味だと感じています。
【介護タクシードライバーとなるきっかけ】
会社員時代は充実しつつも、家庭よりも仕事中心で多忙な毎日を過ごしていたある日、当時3歳の長女が大怪我をおって救急車で搬送され、はじめて救命救急の現場を目の当たりにしました。
ICUに泊まり込みで付き添った数日間、親として何も出来ない無力感に苛まれました。幸い長女は後遺症もなく退院できましたが、今からでも何か出来ることがないかを調べる中で、民間救急や介護タクシーという仕事を知りました。
介護タクシーを営む為に必要な国交省の福祉限定輸送の認可は、個人でも申請・取得できることを知り、もともと好きだった車(運転)とこれまでの仕事で培った知識や経験を生かせ、家庭と仕事を両立できる仕事として介護タクシー・民間救急の起業を決意しました。
【トラベルヘルパーとの出会い】
ある日、退院時の送迎でご利用頂いたお客様から『退院はできたけれどこれからも通院は続くし、車いすで外出することが難しくなってしまったから、もう遠出することも出来ないわね…』の一言。ドライバーである自分は移動中には介助ができない。ご家族等のお付添いの方がご一緒される場合は仮に対応できたとしても、お付添いの方も高齢な場合や、お独りのお客様の場合は、必然的に介助者の同行が望ましいし、遠出の場合には相応の知識や対応が必要だし…そうして調べた末に辿り着いた存在が、トラベルヘルパーでした。
すぐにトラベルヘルパーの講習を受講し、資格取得後は介護タクシードライバー兼、移動中や外出先でのトラベルヘルパー要員として、ベテラン先輩トラベルヘルパーの皆様とのコンビで、これまでにたくさんのお客様のお出かけや旅行にご一緒させて頂いた時間は、本当にかけがえのない経験です。
「渡り温泉へ。岩手観光わんこそば、そして旅の終わりは恒例のお墓参り」介護タクシー羽田福祉交通編
ただ、人生とはいつ何時に何が起こるかはわからないもの。
起業から1年、ようやく仕事が軌道に乗り始めた時に生誕した3女が出産中のトラブルで重度の心身障害児に。一時は全てをリセットし、親族の力を借りての生活を模索し今の仕事の継続を諦めかけたこともありましたが、たくさんの人に励まされ、そして支えられる中で、奇しくも置かれた環境と密接する今の仕事こそ、自分にとっての天職と受け止め、今の仕事を継続する決心が出来ました。
【最後に】
私自身が重度の障害児である娘を養育する過程で、あらためてトラベルヘルパーは外出や旅行先で介護や看護を必要とするご本人やご家族にとって、とても有難いサービスでかけがえのない存在であると実感しました。
以前のように長時間や宿泊を伴うお仕事は中々難しくなってしまいましたが、サービスを提供する立場から自身が利用する立場になって気づいたことを反映できるように、今の自分だからこそできるサービスを模索しながら、お客様の心に寄り添えるお仕事を心がけていきたく思います。
次に私がバトンを渡したい方は、トラベルヘルパー時代から介護タクシーの起業について相談され、2016年10月に八王子で『介護タクシーかえで』を開業された相原駿介さんです。
コンビで仕事すること複数回。介護福祉士とトラベルヘルパーの両面で豊富な経験と知識を引っ提げて、満を持して開業した相原さんは、介護旅行ではこの上ない最強の介護ドライバー兼トラベルヘルパー!
本人は控えめで謙虚な青年ですが、その知識と経験を生かしていつもお客様の立場で提供されるサービスはイチオシで、信頼できる仲間です。
相原さん、こんな感じでバトン受け取り、どうぞよろしくお願いします(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※一番上のアイキャッチ画像、右後ろ介護タクシーわきで立ってお客様を見送っているのが手塚さん
この時の記事はこちら→初めての海外旅行はトラベルヘルパーと!シンガポールにこにこ道中記)
お客様とトラベルへルパーを見えなくなるまでずっと見送って下さる手塚さんのホスプタリティにはいつも脱帽します。