トラベルヘルパーの小田急ロマンスカーVSE見学@喜多見基地

弊社の品質管理担当小野先生の企画で、
小田急線喜多見基地内見学、ロマンスカーVSE50000に乗車してトラベルヘルパー目線で車内設備について、介助方法についてのディスカッションの場をいただきました。


特急車両50000形VSE車内視察です。

トラベルヘルパー実務を想定して、車いすも利用しました。

トラベルヘルパーが、車いすユーザー役、介助役、ご家族役となって乗車します。
車いすでトイレの使い勝手を試してみました
運転席に上がりました
運転席からの眺め
ロマンスかー見学の後には、喜多見基地内も見学

最後に、会議室にて意見交換させていただきました。

参加トラベルヘルパーの感想です。


“普段何気なくロマンスカーを利用しているが、そこにはいろいろな人の努力と工夫があることご感じられた。
限られたスペースの中にトイレを確保する、そして車イスでの取り回しをできるだけスムーズにする。とはいえ、お客様によりその「使いやすさ」は違う。全てのお客様へ満点のサービスとはいかないまでも、できるだけ寄り添い、快適な旅を満喫していただくための姿勢が感じられた。
また、展望席をご希望の車イスのお客様も多いとのこと、車イスでトイレへの移動を考えると展望席の近くにトイレがあるのが望ましいが、全体のバランスや、スペースの有効活用等を考えると、今の場所に落ち着いているとのこと。現状にあっては、いかにスムーズに誘導するかが、THのうでの見せ所かも知れないと感じた。
VSEは、(小田急さんくらいでしか見られない)連接車ゆえに10両編成だが7両分程度の長さしかない。一両あたりも短くなるため、普段20mの車両に慣れているお客様の圧迫感を緩和するため車内アコモデーション、色使い等を工夫しているという話は感心した。
我々THもお客様に快適に旅行していただくことを旨とし研鑽していく必要があると改めて感じさせられた。”


一カ月も前から、電車基地で車両検査を行うために入線する車両が細かく決められていることに驚きました。それだけ細かく安全検査などが行われているということですね。ロマンスカーの運転台に座ることが出来、光栄でした。バリアフリーの面からもさらに改良が進められていくようにトラベルヘルパー各氏から意見や感想を述べていただけたことが幸いでした。

 
“本日は見学会参加させていただきありがとうございました。
小田急さんはなくてはならない路線です。新宿からの帰りはほぼロマンスカーを利用させていただいているくらい 身近です。が、1時間くらいの旅トイレに行くことはまずなく 今回のようにじっくり拝見したことも車椅子用のシートのところも存じ上げませんでした。かえって新幹線の方がチェックしてます。
現場でもお話ししましたが お客様によって麻痺や拘縮も違い 構造上仕方がないのかもしれませんが介助する側によっては 危険を伴うこと、揺れている車内での介助が難しいことなど 現場を見ない限りわからないことを知っていただけたことは私たちにとっても勉強になりました。(今回見学したVSEは連結部に車輪が来ているので 揺れは従来より少ないと思いますが、それでも走行中の電車内ですから何があるかわかりませんものね)今回のように両者が歩み寄って より良いものを作っていけるなら 良いなと思います。
本当に貴重な体験ありがとうございました。”


“貴重な体験をさせていただき、感謝しております。
裏話等は今後、ロマンスカーを利用した旅行の際にはきっとお客様に楽しんでいただけるエッセンスになると思います。(ありがとうございました)
多くの方が利用しやすい、ユニバーサルデザインが取り入れられる車両になることを祈っています。
(通路幅は改札口を参照されたり、飛行機のように貸出の車いす等を備えるなどハードだけに頼るのではなく””手段・工夫””の選択肢のバリエーションがあってもいいなぁ~と思いました)”

小田急電鉄の鈴木様、上杉様、
この度は貴重な体験の場をいただきましてありがとうございました。
今回の体験を、トラベルヘルパー全体で共有し、
トラベルヘルパーの業務標準化と
社会的な信用を高めることに役立てて参ります。

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