【ご報告】前代表・篠塚恭一の散骨を終えて

日頃より、あ・える倶楽部の活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

本日は、皆さまにひとつのご報告をさせていただきます。

2025年2月に逝去いたしました前代表・篠塚恭一の散骨を、去る6月28日、東京湾羽田空港沖にて無事執り行いました。

「自分が眠るのは、海がいい」

これは、生前の篠塚が繰り返し口にしていた言葉です。

その遺志を受け、当日は家族全員で船に乗り、にぎやかに、清々しく、見送ることができました。


「ありがとう」

「行ってらっしゃい」

「魚たちと気持ちよく泳いでね」

と、海に花を手向けながら、笑顔で最期のお別れをいたしました。

全てを海に返してしまうと、遺された私たちの心の拠り所がなくなってしまうような思いもあり、少しだけ遺骨を手元に残しております。
「これは家族のわがまま」と、心の中で手を合わせました。


散骨の場所について本人からの具体的な希望はありませんでしたが、
家族全員一致で「羽田空港沖」を選び、故人の歩みと想いを重ねました。

若い頃、羽田空港に勤務していたこと

仕事でもプライベートでも、羽田空港から多くの旅に出かけていたこと

あ・える倶楽部のお客様が羽田空港から旅に出発されること

トラベルヘルパーの研修を羽田空港で行っていること

生まれ故郷の千葉にもほど近く、長年暮らした東京の海であること

また、かつて共に切磋琢磨してきたツアーコンダクターや旅行関係者の皆様が、これまで羽田空港を拠点に活躍されてきたこと、そして今後も変わらずこの場所を出発点として旅を支えていかれるであろうことも、散骨の地を選ぶ大きな理由のひとつとなりました。

こうした多くの縁と想いが重なる場所で、眠ることで、これからも変わらずに、

皆様の旅の安全と笑顔を見守ってくれるような気がしております。



どんな嵐の日でも、海の深いところは静かで穏やかです。

今ごろは、多くの魚に囲まれて、心安らかに、自由に、眠っていることでしょう。

羽田空港方面にお出かけの際は、ふと空を見上げ、海を眺めながら、

少しだけ故人のことを思い出していただけましたら幸いです。

きっと、にこやかな笑顔で皆さまのことを見守ってくれていると思います。

今後とも、前代表の想いを受け継ぎながら、社員一同、丁寧に、誠実に、日々の業務に取り組んでまいります。

引き続き、変わらぬご厚情を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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